8ビットのPC-8801で「信長の野望」をやったのはいつの日のことだったろうか。あれから,あまりにも長い年月が過ぎ去り,ハードも大幅に変わった。しかし,21世紀になっても,また,繋がれてゆく,伝説と嗜好がある。
7月9日,コーエー社は次世代プレイステーション用SLG「決戦」を今冬に発売すると発表した。価格は未定。メディアはDVD-ROM(枚数未定)。「決戦」は,1600年頃の戦国時代を舞台にしたリアルタイムシミュレーションゲームで,同社の次世代プレイステーション参入第1弾となる。プロデューサーは発表会で初めて公に姿を表したシブサワ・コウ氏こと,襟川陽一氏。発表会では,次世代プレイステーションの開発用マシン実機によるデモが行なわれ,その画面がステージの大スクリーンに表示された。騎馬部隊が草原を疾走するものや3Dポリゴンの騎馬50体が画面に登場,1体1体は個々の動作をしながらも集団で行動するというエージェント技術を用いたデモ。50体の馬がそれぞれ個別に首を振ったりするなど,集団の中でリアリティーのある動きが表現されていた。
結局この日の発表会では開発用マシン実機は隠蔽されていたようで,見ることはできなかったようだ。コントローラーも現行のプレステのもの。それでも,初めて見ることができたゲームの画面は,期待を十分に大きくするものだったようだ。6万ポリゴンの徳川家康(笑)というのがどうすごいのかちょっとよくわからないが,「エージェント技術」により,プレイヤーが出した指示に従って数百の兵士が3Dグラフィックで動くというのは現在では考えられないことだろう。
プレステ2の発表があってから,果たしてこれほどのハイスペックマシンに合わせてゲームを作れるゲームメーカーがどれだけあるかと考えていたが,先陣を切ったのは光栄でしたか。根本的なゲームシステムは8ビット時代から変わることないのに(と云っても随分と洗練されているのは確かですが),表現力を大幅に向上させてプレステ2にまで進化しようとは。8x8ドットの騎馬が駆けてた時代が懐かしいですな(^_^)。
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